修理製本

貴重な資料の修理を承ります。まずはお電話やメールにてご相談ください。

古書再生

古い文献や資料は、ヤケ等の経年劣化や長期に渡る使用による傷みで、閲覧や保存が難しくなってしまう場合がございます。
また、本を落としてしまったりして破れたり・変形したり。そういった箇所からも劣化はどんどん進んでしまいます。
いずれの場合にも、『早めの修理』をしておくことが大切です。
大切な本がダメになってしまう前に、ぜひ一度ご相談ください!

なるべく現状を維持出来るように、本にとって一番の方法をご提案。
表紙を新しく作り直したり、本を綴じ直したり、職人が一冊一冊の状態を見極め、対処します。
古書再生のお問い合わせを現在大変多く頂戴しており、ご依頼実績も多数ございます。


経年の劣化で紙が酸化してボロボロです。
時間が経てば経つほど酸化は進み、このままでは手に取っただけで背が取れてしまいます。

 

はがれそうな部分を接着・コーティングすることにより強度を与えました。(同ケースの本をお持ちの場合、新しい表紙を作ることも、ぜひご検討ください。)

   

電子化と複製本製作

弊社では、貴重な文献や古書などの修理後に閲覧用の副本製作、及びデジタルアーカイブ用にスキャニングを承っております。
原本を大切に保管されたい方はどうぞこちらのサービスをご利用下さい。

年月の経った古い本で紙の痛みが激しい場合、また、事故で本が破れたりなど損傷がある場合など、閲覧しにくくなった本を一度解体して、ページをスキャニングをして複製本を作ります。
使用頻度の高い本だと、見にくくなった場合はデータから本をつくり直すことが出来ます。元の本は修復の上、製本しなおします。




 修理実例

こちらの本は全体的に痛みが激しく、背表紙が完全にとれていています。なるべく原型を留めるようにしてほしいとのご依頼でした。近い色や材質のクロスを背表紙と表紙に張り合わせ、中身の本に補強をして、表紙を中身としっかりとくっつけています。

こちらの本はお客様が古書を輸入で購入した本ですが、表紙の痛みが激しく、 本体にカビなどが発生して汚れが目立ち独特の臭いがするので、 体裁を整えつつ読めるように修復をしてほしいというご依頼でした。 臭いを取り除き、表紙を新しく作り変え、元の表紙・背表紙を貼り付け、 中身につけ直しています。 中身もほんの少し化粧断ちをして綺麗に仕上げています。